ゴールデンウィーク初日の夜、皆さんはいかがお過ごしですか?
かぶ吉@FPは、先ほど仕事から帰宅しました。
明日も朝から仕事です。あ〜お休みの皆さんがうらやましい!
と愚痴はここまでにして、まずは金曜日の東京株式市場から振り返って見ましょう。
金曜日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比208円安の1万6906円で取引を終了しました。
月曜日の暴落後、3日続伸した分を1日で帳消しにしてしまう下落でした。
では、この下落の要因は何だったのでしょうか?
これは、色々と考えられますがかぶ吉@FPが思いつくままにあげてみますと
@円高の進行
Aミニソニーショック(かぶ吉の勝手な命名です。)
B1年半ぶりの中国の利上げ
Cゴールデンウィーク前のポジション整理
などが考えられます。AのミニソニーショックやCのポジション整理は木曜日までの記事に取り上げていますので、改めて解説する必要は無いでしょう。
また、@の円高の進行も月曜日の日経平均株価の暴落時にも触れていますので、これが進んだと言うことで新たな問題と言うことでは無い様に思います。
ということで、複合要因の1つとして新たに浮上してきた、中国の利上げについて今日は解説しておこうと思います。
日中関係はいま靖国問題や天然ガス問題などであまり良好とはいえません。しかしこれは政治的な問題であり、以前より政冷経熱との通り経済的に両国は密接な関係にあります。そのため、中国の金融引き締めは、中国の成長スピードを鈍らせる恐れが在り、間接的には日本株市場に対するネガティブ要因と捉えられているものと考えられます。
このことを象徴するような記事を発見しましたので引用します。
ここから
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ここで思い出すのはある電機メーカーのトップにインタビューした時の話。彼は有力取引先である米国の大手電機メーカーの経営首脳と会談した際に、次のような質問を受けた。「あなたはどのぐらいの頻度で外国出張がありますか」。これに対して彼は「そうですねぇ、中国や東南アジアを含めると1〜2ヶ月に1回ぐらいでしょうか」と。すると、相手は笑いながら「日本から中国や東南アジアへ出かけるのは外国出張とは言わないでしょう」と答えたという。つまり、米国人の感覚(欧州なども同じ?)では「飛行機で3〜4時間の距離は外国でなく国内」というのが通念なのだ。
このことから、飛行機でわずか1〜2時間の距離である日本と中国は米欧人から見れば、基本的に同一の経済圏と考えられていることが分かる。
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ここまで
つまり、この記事からひょっとして外国人は日本と中国を同一の商圏と考え、中国の成長イコール日本の成長につながるという基本概念より日本株を買っているという側面があるのかも知れません。もちろん、日本経済の好調さを評価していることは言うまでもありませんが・・・・・。
では、このような金曜日の相場概況を踏まえ、来週の東京株式市場はどうなるのでしょうか?
来週は、月曜日と火曜日の2日間しか営業日がないため、機関投資家やディーラーはポジションをとりずらいと思います。
そのため、商いは薄くなることが予想され、個人投資家のデイトレがはばをきかせることになりそうです。つまり業績好調銘柄の値幅取りに一喜一憂するのではないでしょうか?
かぶ吉@FPは、ギャンブル的な要素の強いこのような相場に対してはあまり参加すべきではないと考えているため、ゆっくりとゴールデンウィークを楽しむべきではないかと思います。
そして、十分鋭気を養い来るべきゴールデンウィーク明けの相場に備えてはいかがでしょうか?
実際、米国FRB議長の金利引き上げ休止発言から米国株は6年ぶりの高値となっており、これは日本株市場にとって追い風になっていると考えられ、連休明けにピークを迎える決算発表も事前予想を下回る可能性は低く、株価押し上げ要因として期待できると思います。
また、下落が著しい新興市場もそろそろ自立反発に向かう頃合じゃないかとの声も市場関係者からは聞かれだしました。
以上のことから、週明けの日本株はゆっくりと上昇基調を取り戻すと期待しています。
銘柄的には、円高が続くようだと内需関連株を中心に考えて見てはいかがでしょうか?
これからゴールデンウィーク本番です。時間はたっぷりとありますので、ゴールデンウィーク明けの日本株対策を考えてみてはいかがですか。
結構、楽しいかも知れませんね!
では、かなり長くなってしまいましたので今日はここまで・・・・。